10月29日(火)、お手入れ研修の為、
新潟にある日紋さんへ行ってきました🚗
日紋さんは、きもの産地
新潟県十日町市にある
「きもののメンテナンス・加工・修整」を行う専門会社です。
丸洗い、クリーニング、しみ抜き、お仕立て、
染色、刺繍と各作業に精通したスタッフが勢揃い!
専門スタッフが、迅速かつ丁寧に仕上げておられます✨
あおきスタッフも、実際にお手入れ現場を見るのは初めてです!
普段、お客様からクリーニングをお受けする時、
「丸洗いで・・・」等と言いながらお預りしておりますが、
大体の想像はついてはいるものの、
詳細を事細かく説明できずにいました。
実際に丸洗いの現場を目の当たりにし
超ビックリ!!
本当に洗濯機で丸洗い!
と言っても、ちゃんとした着物専用の洗濯機です。
水ではなく、特別な溶剤を使用するとのこと。
洋服を洗う洗濯機とは全く別物になりますので、
生地が縮んだり傷んだりする心配はないそうです。
その後は、着物専用の乾燥機を使います。
80%程乾かしたら、専用の乾燥部屋に移動させ、
最終的に24時間かけながら乾かします。
丸洗いは、縫い目に入った目には見えないほこりや
全体的な薄汚れ、衿・袖口の化粧品汚れ、
皮脂汚れがキレイになります✨
飲食物のシミ・泥はね・血液・汗などは、
丸洗い後にシミ抜きが必要だそうで、
手作業で落としていきます。
どのようなシミでも、付けて2~3ヶ月以内であれば、
ほとんどがキレイに落とせるそうですが、
「1ヶ月以内がベスト!」とのお話しなので、
汚れを付けてしまった場合は
できるだけ早くお持ちくださいね😊
くれぐれも擦ったりしないでくださいね。
修復出来なくなってしまいます。
色褪せ・色ヤケなども、丁寧に修復していきます。
職人の長年の経験と感覚によって
付け足す色を配合して、少しずつ染め付けます。
この紫の生地には、なんと水色系の染料を吹き付けておられます!
はじめは、「水色!?」ってビックリしましたが、
仕上がっていく過程を見て納得。
まるで手品のように色が馴染みます✨
日紋さんでのダイヤガード加工。
店舗によって名称が変わりますが、
使用する原液は同じものです。
ただし、配合が違ってくるそうです。
液に浸けてから120℃で乾かしていきます。
専用の機械を使用しますが、
専門の職人がつきっきりで
確かめながら仕上げていきます。
アイロンをかけるのも職人技です!
蒸気アイロンをかけるのですが
きものに触るか触らないかのギリギリを狙います。
特殊なアイロン台なので
アイロンから出る蒸気を吸い込む
バキューム機能が付いています。
紋章入れ、
刺繍紋、
どの作業も超職人技で
とても根気のいる作業を黙々とこなされていきます。
見学の間ずっと驚きの連続でした‼️
今回勉強した内容をちゃんと覚えて、
皆さまにお伝えいたしますね💖